皆さん、こんにちは。
雑草ドットコム運営者の草男です。
皆さんは普段、除草剤を使っていますか?
ホームセンターに行くと、本当にたくさんの除草剤が売られています。
そのまま撒けるタイプや、水で薄めて使うタイプ、長期間雑草を抑えるタイプなど、種類もさまざまです。
ネコソギシリーズやラウンドアップなど、名前を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ただ、ここで一つ注意したいことがあります。
ホームセンターなどで売られている除草剤なら、どれでも畑で使えるわけではありません。
「成分が同じなら大丈夫なのでは?」
と思うかもしれませんが、実はそう単純ではありません。
Q. 家庭用・非農耕地用の除草剤は畑に使ってもいい?
A. 商品ごとの農薬登録や適用作物を確認する必要があります。登録されていない作物・用途には使えません。
農薬として登録されている除草剤には、それぞれ
- どの作物に使えるのか
- どの雑草に使えるのか
- どの時期に使えるのか
- 何倍に希釈するのか
- 何回まで使えるのか
といった使用方法が定められています。
そのため、有効成分が別の農業用除草剤と同じだったとしても、その商品自体が目的の作物や使用方法について登録されているとは限りません。
「成分が同じ=同じように使える」ではない
ここが少し分かりにくいところです。
例えば、同じ有効成分を含んだ除草剤が2つあったとします。
片方は農作物に使用できる登録があり、もう片方にはその登録がない、ということがあります。
中身の主成分だけを見ると、
「ほとんど同じじゃない?」
と思ってしまいますよね。
しかし、農薬は有効成分だけではなく、その製品ごとの登録内容に従って使う必要があります。
ラベルを見ると「適用作物名」という欄があります。
ここに自分が栽培している作物が含まれているか、使用時期や使用量などが条件に合っているかを確認しましょう。
「非農耕地用」と書いてあれば要注意
特に注意したいのが、ホームセンターやドラッグストアなどで販売されている除草剤です。
中には、そもそも農薬として使用することができない除草剤も販売されています。
こうした商品は、道路や駐車場、空き地など、農作物を栽培する目的ではない場所で使用するものです。
そのため、
「雑草を枯らせる商品だから畑でも使える」
と考えるのは危険です。
また、「非農耕地用」と書かれている商品でも、農薬登録の有無や登録内容は商品ごとに異なります。
見た目や成分名だけで判断せず、ラベルを確認することが大切です。
農薬登録番号を確認しよう
では、どうやって確認すればいいのでしょうか。
まず分かりやすいのが、商品のラベルを見ることです。
農薬として登録されている商品には、
「農林水産省登録第○○○○号」
という登録番号が表示されています。
ただし、登録番号があるからといって、
「どんな畑にも使える」
というわけではありません。
登録番号を確認したうえで、さらに
- 適用作物
- 使用時期
- 使用量・希釈倍数
- 使用回数
- 使用方法
などを確認する必要があります。
実際に身近で起きた除草剤のミス
僕自身、畑をやっていて、除草剤の登録の大切さを実感したことがあります。
以前、同級生が栽培しているハウスで、家庭向けに販売されていた除草剤を使用してしまったことがありました。
その後、
「この除草剤、この作物に使ってよかったのか?」
という問題になり、その年の作物の出荷について確認が必要になる事態になりました。
こうしたことは、知らなければ普通に起こり得ると思います。
ホームセンターでは、農業用の除草剤も家庭向けの商品も同じような棚に並んでいることがあります。
しかも、有効成分を見ると同じような名前が書かれている場合もあります。
だからこそ、
「除草剤だから使えるだろう」
ではなく、
「この商品は、この作物に、この使い方で使えるのか?」
まで確認することが大切です。
直売所で販売する人は特に注意
家庭菜園から少し規模を広げて、
「余った野菜を直売所で売ってみよう」
と考えている方もいると思います。
そんなときも、農薬の使い方には注意しましょう。
直売所だから特別な農薬が使えるわけではありません。
販売する農産物でも、自分で食べる農産物でも、登録された農薬をラベルに従って正しく使用することが基本です。
僕自身も直売所などで野菜を販売するようになってから、以前より農薬の登録内容を気にするようになりました。
「去年もこれを使ったから」
「隣の人が使っているから」
ではなく、毎回ラベルを確認するくらいの方が安心です。
除草剤は正しく使えば強い味方
ここまで注意点ばかり書きましたが、僕は除草剤そのものを否定したいわけではありません。
むしろ実際に農業をしていると、
除草剤は雑草管理の非常に強い味方だな
と感じます。
広い面積をすべて手で除草するのは現実的ではない場合もあります。
雑草の種類や発生時期を見ながら、草刈りや耕うんなどと組み合わせて除草剤を適切に使えば、雑草管理にかかる労力をかなり減らすことができます。
だからこそ、使用するときには商品名や値段だけで選ばず、
「農薬登録はあるか」
「何に使えるのか」
「自分が栽培している作物に使えるのか」
を確認してから使用しましょう。
ホームセンターで除草剤を買ったら、まずは裏面のラベルを見る。
これだけでも、思わぬトラブルをかなり防げると思います。
皆さんも除草剤を上手に使いながら、雑草と付き合っていきましょう。
それでは、
雑草を楽しみましょう!


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