【体験談あり】農学部に向いてる人・向いてない人とは?農学部生がリアルに語る進路選びのヒント

農学部

こんにちは。福井県で農業を学んでいる大学生、男です。
もともとは大阪出身で、雑草が大好きすぎて福井まで来てしまいました。現在は大学の授業に加えて、畑での実習や農業バイトにも取り組んでおり、20アールほどの畑で野菜を育てています。

将来は農業に関わる仕事がしたいと思っていて、毎日畑と自然と向き合いながら、楽しく勉強しています。

今回は、そんな私自身の経験をもとに、**「農学部に向いてる人・向いてない人」**について、できるだけわかりやすく、丁寧に紹介していきます。これから農学部を目指す人や、ちょっと気になっているという人の参考になれば嬉しいです。


スポンサーリンク

なぜ農学部を選んだのか?私のきっかけ

私は小さい頃から植物が好きで、野菜や草花を育てるのが楽しみでした。
とくに雑草に興味があって、小学生のときには学校の花壇に生えていた名前のわからない草をスケッチして調べる…みたいなことをしていたのを覚えています。

高校では生物部に入っていて、放課後に植物を観察したり標本をつくったりしていました。大学を選ぶとき、「もっと植物や農業について深く学びたい」と思い、迷わず農学部を志望しました。

物理や数学よりも、実際の現場に出て体で学ぶタイプの学問が向いていると感じていたのも理由の一つです。


農学部に向いている人【ランキング形式で紹介!】

第1位:植物や農業が好きな人

これは間違いなく一番大事なポイントです。

農学部では、植物の構造や成長の仕組み、土や水の管理、さらには農業経営や地域振興といった分野まで幅広く学びます。でも、根本にあるのは「植物や自然が好きかどうか」という気持ち。

  • 種をまいて、芽が出てくるのを見るのが嬉しい
  • 畑に行くのがワクワクする
  • 雑草の名前を調べるのが楽しい

そんな人は、農学部に入ってからも毎日がきっと充実します。
私自身、「植物が好き」という気持ちが毎日の原動力になっています。

第2位:理系だけど数学がちょっと苦手な人

農学部は理系に分類される学部ですが、数学をガッツリやる場面は意外と少ないです。

私の通っている大学では、農学部の必修に数学は含まれていません。統計やデータ処理の授業はありますが、高校で学ぶような難しい数式を扱う場面はそれほど多くありません。

  • 生物は好きだけど数学は苦手だった
  • 理系には進みたいけど、理工系はちょっと不安

そんな人にとって、農学部はちょうどいいバランスかもしれません。私も実際、高校では数学のテストに苦しんでいましたが、今は楽しく学べています。

第3位:外で学ぶのが好きな人・フィールドワークが好きな人

農学部の魅力のひとつは、実習やフィールドワークが多いことです。

  • 畑や田んぼに出て作物を育てる
  • 森や山に行って植生調査をする
  • 農家さんと一緒に作業を体験する

こういった授業や活動が多いので、「座学よりも体を動かして学びたい」「自然の中で過ごすのが好き」という人にはとても合っています。

私も自然の中で過ごす時間が大好きで、畑での作業が楽しみの一つです。
学部によっては座学や実験が中心のところもあるので、大学ごとのカリキュラムもチェックしてみるといいですよ。


農学部に向いていない人【こちらもランキングで紹介】

第1位:虫や土、生き物が苦手すぎる人

農学部では、避けて通れない存在…それが「虫」と「土」です。

  • 畑の中にいるミミズやバッタ
  • 作物の葉っぱにいるアブラムシ
  • 実習で出会う牛や鶏などの動物たち

こういった生き物と関わる機会がかなり多いです。
「虫は絶対無理」「手が汚れるのがイヤ」「動物はちょっとこわい」
そんな方にとっては、最初はつらく感じるかもしれません。

ただ、「慣れてきたら平気になった」という人もいますし、すべての授業が泥だらけというわけでもないので、気になる人は事前に大学の実習内容を確認しておくと安心です。

第2位:「入りやすそう」という理由だけで選んだ人

最近は「偏差値が低めで入りやすいから農学部にした」という人もいます。
でも、それだけで選んでしまうと、入ってから後悔する可能性があります。

農学部には、「植物が好き」「農業に興味がある」という明確な目的を持った人が多いです。やる気のある人たちに囲まれると、自分のモチベーションとのギャップに苦しんでしまうかもしれません。

「やりたいことが見つかってから選ぶ」ほうが、農学部では特に大切だと感じます。

第3位:あまり興味を持たず、受け身で学ぶタイプの人

農学部は、幅広い分野を学ぶ学部です。
作物・動物・微生物・経済・環境・バイオ…どこかしらで「面白い!」と思えることが見つかるはずですが、その面白さに自分から気づこうとしないと、ただ退屈な授業に感じてしまうかもしれません。

逆に「ちょっと調べてみよう」「授業で出た言葉を調べてみたら面白かった」
そんなふうに、自分から興味を持てる人はどんどん伸びていきます。


「農学部=就職先が少ない」は本当?実はそんなことないんです

農学部って、「将来、農家になるしかないの?」と思われがちですが、実は就職先はとても多岐にわたります。

  • JAや農業法人
  • 食品メーカー
  • 環境コンサルタント
  • 公務員(農政職・農業普及員)
  • 教員(農業高校など)

また、自分で農業を始める人や、地域に根ざした活動をする人もいます。
「農業」に直接関わらなくても、自然や食、環境に関わる仕事には広くつながっていくのが農学部の強みです。


地方の農学部も選択肢に入れてみよう

都市部には農学部が少ないため、「農学部に行きたいけど近くにない」と悩む人もいるかもしれません。
でも実は、地方の国公立大学の農学部は、実習や実験施設がとても充実していることが多いんです。

私が通っている福井の大学でも、実際の畑や田んぼ、ハウスが学内にあって、実践的な学びがたくさんできます。

「どうしても都会がいい」と思わずに、全国に目を向けてみると新たな選択肢が見えてくるかもしれません。


まとめ:農学部は「好き」を深められる場所

農学部に向いている人はこんな人:

  • 植物や農業が好きな人
  • 理系だけど数学がちょっと苦手な人
  • 外に出て学ぶことが好きな人
  • 自分から興味を持って学ぼうとする人

向いていないかもしれない人はこんな人:

  • 土や虫、生き物がどうしても苦手な人
  • 「入りやすいから」という理由だけで選んだ人
  • 受け身の姿勢で学ぶことに関心が持てない人

農学部は、「好き」をとことん深掘りできる場所です。
自然や食に興味がある人には、きっと楽しくて刺激のある学びが待っています。
もし少しでも興味があるなら、ぜひ一度、大学のオープンキャンパスなどに参加してみてください!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

おすすめ記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました