雑草を食べる会を開催!アサツキ餃子とカラスノエンドウ豆ご飯を作ってみた話

雑草

こんにちは、福井県で農業を学んでいる雑草大好き草男です。

今回は、私が部長を務める福井県立大学のジャグリングサークルで、ちょっと変わったイベントを開催しました。その名も「雑草を食べる会」です。

ジャグリングだけでなく、何か面白いことをしてみようという話から始まり、雑草を食べてみようという提案が意外にも好評で、実際にやってみることになりました。

この記事では、そのイベント当日の様子を、写真付きでたっぷりとご紹介します。


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雑草を食べるってどんな感じ?

雑草といっても、何でもかんでも食べていいわけではありません。

今回は、事前に食べても安全であることを確認した2種類の雑草を使いました。

カラスノエンドウ

  • マメ科の一年草
  • 春になると河川敷や空き地に多く見られる
  • 若いサヤを食用にでき、今回は豆ご飯に使用

アサツキ

  • ヒガンバナ科の多年草
  • 見た目がノビルやニラ、スイセンと似ているため要注意
  • 葉をちぎるとニラのような香りがあり、断面は中空
  • 餃子の具材として使用

雑草採取へ出発!

当日は、大学から河川敷まで徒歩で移動し、みんなで雑草を採取しました。

アサツキは驚くほどたくさん生えていて、あっという間に必要な量が集まりました。カラスノエンドウはシーズンが終わりかけで、黒くなったサヤが多く見られましたが、若くて緑色のサヤを探して10人で協力して採取。

途中でカラスノエンドウのサヤを使って草笛を吹いたりするなど、和やかで楽しい採取タイムになりました。


大学に戻って調理開始!

採取した後は、学内の調理室に戻って料理をスタート。

カラスノエンドウ豆ご飯

  1. サヤから豆を取り出す
  2. 水で洗って炊飯器にセット
  3. 炊き上がりは見た目が少し色づいて不安もありましたが、ほんのり豆の風味がしておいしかったです

アサツキ餃子

  1. アサツキ、ひき肉、キャベツ、生姜、にんにくなどを混ぜて餃子のタネを作成
  2. 餃子の皮100枚をみんなで包む
  3. ホットプレートで焼いて仕上げる

最初は焦げついてしまいましたが、油の量を調整してからは、外はカリッと、中はジューシーに。アサツキの香りがしっかりと立ち、とても香ばしく焼き上がりました。


いざ、実食!

豆ご飯は、ほんのりとした豆の甘みがご飯に染みていて、思ったよりもずっとおいしく、草っぽさはまったくありませんでした。

そしてアサツキ餃子は、ニラ餃子ともネギ餃子とも違う独特の風味があり、後からふわっと草の香りが広がる感じがとても好評でした。「これはお店に出せるんじゃない?」という声も出た?ほどの出来栄えでした。


アサツキの見分け方に注意!

アサツキはスイセンとよく似ていて、スイセンには毒があるため誤食は非常に危険です。採取するときは必ず以下のポイントを確認しましょう。

  • 葉の断面が中空であること(ネギのように空洞)
  • ちぎったときにニラのような香りがあること
  • 自信がない場合は採らないか、詳しい人と一緒に行動すること

イベントを終えて

今回の雑草を食べる会は、想像以上に大成功でした。

ただの草だと思っていたものが、調理次第でこんなにおいしくなることを実感し、参加したメンバーも雑草へのイメージが大きく変わった様子でした。

自然と向き合いながら、楽しく体験し、学びながら食べる。そんな一日になったと思います。

今後もジャグリングだけでなく、こうした自然とつながる活動をどんどん企画していきたいです。


関連リンク(準備中)

  • アサツキの特徴と見分け方の記事はこちら
  • カラスノエンドウの食べ方と注意点まとめ

雑草ドットコムでは、これからも雑草をテーマにした体験談、役立つ情報、面白い雑草の豆知識を発信していきます。
今後もぜひチェックしていただけたら嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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