全国高校生『地域の自然』甲子園(ネイチャー甲子園)とは?

日常

 ネイチャー甲子園って何?

第1回大会の生き物調査部門で入賞を果たした経験から、解説していきます。

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全国高校生『地域の自然』甲子園(ネイチャー甲子園)とは?

全国高校生『地域の自然』甲子園、通称「ネイチャー甲子園」は、日本全国の高校生が地域の自然や文化、生きものに関する調査や動画制作を通じて、自然環境への理解と関心を深めることを目的としたコンテストです。この取り組みは、地域の自然を見つめ直し、環境共生社会を担う人材の育成を目指しています。 

開催の背景と目的

日本は多様な自然環境と豊かな生物多様性を有しており、その中で人々は自然と共生しながら生活を営んできました。しかし、近年の都市化や環境問題により、自然との関わりが希薄になる傾向があります。ネイチャー甲子園は、身近な自然や生きもの、そしてそれらと関わる人々にスポットを当て、高校生たちが地域の自然や文化について理解し、紹介することを通じて、自然環境への関心を高めることを目的としています。 

部門とテーマ

ネイチャー甲子園は、以下の2つの部門で構成されています。

1. 動画クリエイト部門

テーマ:「自然と人間との共生」

地域の自然とそこに生きる多様な生きもの、地域の文化や自然と関わる人々の生業など、身近な「自然と人」の姿をストーリー性のある2~5分の動画で表現します。 

評価ポイント

• テーマ性:自然と人間の共生をどのように表現しているか

• 創造性:独自の視点やアイデアが盛り込まれているか

• 技術力:映像のクオリティや編集技術

2. 生きもの調査部門

テーマ:「身近な自然の多様性」

学校所在地のある都道府県内で、身近な自然に生育・生息する「生きもの」を、フリーアプリ「Biome(バイオーム)」を活用して投稿します。 

評価ポイント:

• 投稿数:どれだけ多くの生きものを観察・記録したか

より多くの種類の植物、もしくは動物を報告した上位3チームが入賞します。

ネイチャー 甲子園は第2回まで開催されましたが、 いずれの年でも上位のチームは 300種類から 700種類 程度の 種類を報告しています。 年々、入賞のレベルは上がっていくでしょう。

• 多様性:観察した生きものの種類の幅広さ

• 地域性:地域固有の生きものや珍しい種の発見

過去の開催実績

第1回ネイチャー甲子園では、全国の高校生たちが地域の自然や生きものへの愛情を大いに披露しました。第2回大会でも、多くの高校生が熱い想いを形にし、地域の自然や文化を再発見する場となりました。 

第2回決勝大会結果:

動画クリエイト部門:

• グランプリ:名城大学附属高等学校(愛知県)

• 準グランプリ:大阪府立港南造形高等学校(大阪府)、長野県木曽青峰高等学校(長野県)

生きもの調査部門:

動物の部:

• 第1位:第一学院高等学校四日市キャンパス(三重県)

• 第2位:近畿大学附属高等学校(大阪府)

• 第3位:佐賀県立致遠館高等学校(佐賀県)

植物の部:

• 第1位:新潟県立羽茂高等学校(新潟県)

• 第2位:沖縄工業高等専門学校(沖縄県)

• 第3位:愛知県立明和高等学校(愛知県)

第1回大会の結果は ホームページから確認してください。

📌 公式サイト:ネイチャー甲子園公式サイト

賞金や副賞はある?

あります。

動画クリエイト部門といきもの調査部門では 、違いがあるので確認しておきましょう。 

動画クリエイト部門

  • グランプリ(1点):賞金5万円、副賞としてキヤノンのミラーレス一眼カメラ「EOS R50」が贈られます。
  • 準グランプリ(2点):賞金3万円、副賞としてキヤノンのコンパクトデジタルカメラ「PowerShot ZOOM」が贈られます。

生きもの調査部門

  • 動物の部(1~3位):自然観察に役立つアイテムが各チームに贈られます。
  • 植物の部(1~3位):同様に、自然観察アイテムが各チームに贈呈されます。

詳細な情報や最新の募集要項については、ネイチャー甲子園の公式ウェブサイトをご確認ください。

次回の開催情報やエントリー開始時期については、公式ウェブサイトで随時更新される予定です。興味のある高校生の皆さんは、ぜひチェックしてみてください。

参加方法と応募期間

第2回ネイチャー甲子園のエントリーは2024年11月30日に終了しました。今後の開催情報やエントリー開始時期については、ネイチャー甲子園の公式ウェブサイトで随時更新される予定です。 

• 主催:公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会、株式会社地域環境計画

• 後援:文部科学省、環境省

• 協力:公益財団法人日本鳥類保護連盟、一般財団法人自然環境研究センター、株式会社ウエルネスサプライ、株式会社バイオーム

ネイチャー甲子園に参加するには?

1. チームを結成しよう!

• 高校生であれば誰でも参加可能

• クラスメイトや部活の仲間とチームを組む

2. どの部門に挑戦するか決める

• 動画クリエイト部門(自然と人間の共生を表現)

• 生きもの調査部門(多様な生きものを観察・記録)

3. 地域の自然を調査・撮影

• 学校周辺の生態系や自然環境を詳しく調べる

• 生きものや自然と人との関わりを映像で表現する

4. 応募して全国のライバルと競い合う!

• 指定された方法でエントリー

• 決勝大会での発表を目指す!

入賞するにはどうしたらいい?

いきもの調査部門で入賞した経験から 解説していきます。

私の場合は 植物 メインで投稿していました。 最終的には 500種類程度を報告することができました。植物で参加される方は、500種類を 目標に頑張ると 入賞できる可能性が高いと思います。

入賞までにかかる時間

高校3年生の時に受験勉強の合間で参加したということもあり、 投稿に当てていた時間は非常に少なかったです。

 学校から帰る道に生えている植物を写真に撮っておき、時間のある時に投稿しました。

時間のある時は 公園などに出かけて 花の咲いている植物の写真を 、片っ端から撮影していきました。

入賞を狙う方は、4月や 5月の早い時期から参加しておくことが重要です。

生き物調査部門の注意点

  • 植物の場合は コケ植物はカウントされない。
  • 花や 実のついた写真でないと カウントされない。
  • 公園の街路樹などは OK だが、飼育、栽培、展示、販売 されているものは NG

詳しくはこちらから↓

FAQ | NATURE甲子園2023↗

まとめ

ネイチャー甲子園は、高校生たちが地域の自然や文化、生きものとの関わりを深く学び、それを発信する場として非常に意義のある大会です。「地域の自然と人との関わり」 をテーマにした動画制作や、生きものの多様性調査を通じて、参加者は環境問題や生態系についての理解を深めることができます。

🌿 ネイチャー甲子園がもたらすメリット 🌿

✅ 自然と向き合う機会を得られる:身近な自然を観察し、その価値を再認識できる

✅ クリエイティブな表現を磨ける:映像制作を通じて、ストーリーを伝えるスキルが身につく

✅ チームワークの向上:仲間と協力してプロジェクトを進めることで、コミュニケーション力が養われる

✅ 地域の歴史や文化を学べる:自然環境と人々の暮らしの関わりを深く理解できる

また、全国規模の大会であるため、他の地域の自然との比較や、新たな視点の発見につながる ことも魅力のひとつです。

今後の開催情報と最新情報のチェック方法

ネイチャー甲子園の最新情報は、公式サイトやSNSで随時更新されています。次回のエントリー情報や審査基準の詳細を確認するには、以下のリンクをチェックしましょう!

📌 公式サイト:ネイチャー甲子園公式サイト

📌 公式X(旧Twitter):@NatureKoshien

📌 Instagram:@nature.koshien

🌱 「地域の自然を守り、伝える力を身につけたい!」

📸 「映像制作に挑戦したい!」

🔬 「生きものの多様性を探求したい!」

そんな高校生にピッタリの大会です。次回の開催情報をチェックして、ぜひチャレンジしてみてください! 🌎✨

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