【雑草解説】オオアレチノギクの葉っぱ、すべすべすぎて触りまくってた話【ヒメムカシヨモギとの見分け方も紹介】

雑草

はじめに

みなさん、ヒメムカシヨモギとならんで、道ばたや畑の隅にびょんびょん生えてくる、ちょっと厄介な雑草をご存じでしょうか?
それが「オオアレチノギク」です。

名前のインパクトだけでもなかなか強いこの雑草、実はとんでもない“触り心地”の良さを秘めているって、ご存じでしたか?
今回は、そんなオオアレチノギクと、そのライバル(?)であるヒメムカシヨモギとの見分け方、そして私が葉っぱに魅了されて思わず触りまくってしまった話をお届けします。


オオアレチノギクってどんな雑草?

オオアレチノギクは、キク科の一年草または越年草。
北アメリカ原産で、日本には帰化植物として入り込んできました。夏から秋にかけてぐんぐん背を伸ばし、道路沿いや畑の隅など、いたるところに生えてきます。

そのわりに花は小さくて目立たず、パッと見たときに「これ何の植物?」と疑問に思うことも多いかもしれません。

でも侮るなかれ。1株で10万個以上の種子を飛ばすほどの繁殖力を持っていて、放置しているとすぐに群落を形成する、なかなかの強者です。


よく似たヒメムカシヨモギとの違い

オオアレチノギクとよく間違えられる雑草に、「ヒメムカシヨモギ」があります。
これも同じくキク科の帰化植物で、やはり道端や畑などにふつうに生えています。

見た目もかなり似ていて、特に雑草初心者さんには見分けが難しいんですよね。
私も最初は、「え、どっちがどっち?」ってなることが多くて、頭の中に違いが定着するまでだいぶ時間がかかりました。

ただ、ひとつだけ明確に違うポイントがあります。
それが「手触り」なんです。

ヒメムカシヨモギ

触ればわかる!すべすべVSザラザラの決定的な違い

ヒメムカシヨモギの茎や葉を触ってみると、ちょっとチクチク・ザラザラした感触があります。
「うーん、これは触りたくないな……」と思うレベルのごわごわ感。

一方、オオアレチノギクはというと、
「え、なんでこんなにすべすべしてんの?」ってレベルで気持ちいいんです。
産毛のような細かい毛がびっしりと生えていて、それがちょうどいいサラサラ感と柔らかさを生み出しているんですよね。

私はその感触に一発でやられました。
気づいたらしゃがみ込んで、葉っぱを何回もなでてる自分がいました(笑)。


実は“癒し系”雑草だったオオアレチノギク

雑草というと、どこか嫌われ者なイメージがつきまといがちです。
特にオオアレチノギクなんかは、見た目も地味だし、大量に生えるし、あまりいい印象を持たれにくい存在。

でもそんなオオアレチノギクにも、「こんな一面があったんやな〜」と感動したんです。
すべすべ、サワサワ、その感触はまさに“癒し”。

タンポポの綿毛(開く前)をそっとなでるときのあの気持ちよさに近いです。
しかも、タンポポよりも面積が広いから、もっとたくさん触れる。
それだけでちょっとした森林セラピーみたいな気分になります。


草刈り視点ではちょっと厄介

とはいえ、触り心地がいい=いい雑草、というわけではありません(笑)。
オオアレチノギクは、一度定着するととにかくしぶとく、抜いても抜いてもまた出てきます。
とくに空き地や畑のすみっこなど、管理が行き届かない場所では一気に広がっていきます。

ヒメムカシヨモギも負けておらず、こちらはなんと60万個以上の種子をばらまくとのこと。
この二つが並んで生えていたら、まさに“地獄の繁殖コンビ”です。

オオアレチノギク

まとめ:見つけたらすべすべして、でも油断せず!

今回は、オオアレチノギクのすべすべ触感にハマってしまった話と、ヒメムカシヨモギとの見分け方についてお話ししました。

  • 見た目はそっくり
  • 花で見分けるなら、オオアレチノギクは花びらが少なく、ヒメムカシヨモギは白くてしっかり開く
  • でも一番わかりやすいのは「触ること」!
  • オオアレチノギク:すべすべ
  • ヒメムカシヨモギ:ザラザラ

こんな雑草記事、なかなか見ないと思いますが……
ぜひ次に見かけたときは、葉っぱをそっと触ってみてください。
そして、「ああ〜これか、すべすべって言ってたやつ!」と、ちょっとでも楽しんでもらえたらうれしいです。

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