こんにちは!福井で農業を学んでいる大学生です。
私は小学生の頃、地元の図書館で読んだ一冊の雑草の本をきっかけに、植物に興味を持ち始めました。
そこから今に至るまで、ずっと雑草や野草を観察し続けています。
雑草観察って、地味そうに見えるかもしれませんが…実はけっこう奥深くて、ちょっと笑えて、すごく楽しいんです。
この記事では、私が雑草観察をしてきた中で体験した面白い出来事や、雑草との素敵な出会い、さらに雑草観察の魅力までたっぷりご紹介します!
雑草を見ていたら、体調不良と間違われた話
ある日の放課後、カラスノエンドウが気になって、道端でしゃがみ込んで観察していたら、通りがかった人に「大丈夫!? 具合悪いの!?」と心配されてしまいました。
…違います、元気です。雑草を見てただけです。
真剣に草を観察していると、周囲から見るとちょっと不思議な光景に見えるようで…。でも、これも草好きには“あるある”なハプニングのひとつです。
奇跡のクローバー大量発見!嬉しすぎる体験談
ある日、シロツメクサ(白詰草)の一株から、四つ葉のクローバーを30枚以上発見しました!
中には五つ葉も2つほどあり、夢中になって探しながら「まさかこんなに…!?」と自分でも驚き。
この株は、私の中で「クローバーの聖地」と呼んでいます。
友達に写真を見せたら、「緑しかない…」と若干引かれましたが(笑)、個人的には宝物です。
雑草観察中に、田んぼにハマる事件
春のある日、田んぼのあぜ道を歩いていた時のこと。
特定外来生物のオオカワヂシャを発見して、テンション爆上がり!
「うおおー!」と近づいたら、乾いているように見えた田んぼの土にズボッ!
30センチほど足がめり込んで、ズボンも靴も泥だらけ。しかも靴は泥に埋もれて引き抜くのに一苦労。
でもオオカワヂシャを見つけられたので、内心はちょっと嬉しかったです。環境的には良くないですが、、、これも雑草観察の醍醐味(?)です。
雑草=強い? いえ、実は“弱いからこそ強い”植物なんです
「雑草は生命力が強い」って、よく言われますよね。
アスファルトの隙間から顔を出したり、コンクリートの壁に根を張ったりしている姿を見ると、「なんてたくましいんだ…!」と驚かされます。
でも実は、雑草って樹木や多年草に比べると、むしろ弱い植物なんです。
大きく育つ力も、太い根を張る力もあまりありません。
だからこそ、他の強い植物が生きられないような場所を選び、したたかに、たくましく生きているのです。
日当たりが悪くても、土が痩せていても、人に踏まれても。
そんな過酷な環境でも、どこかに活路を見出し、自分らしい花を咲かせている。
雑草って、踏まれても抜かれても、何度でも生えてくるんですよね。
そんな姿を見ていると、「自分もがんばろう」って、自然と前向きな気持ちになれます。
“弱いからこそ強い”雑草の生き方に、私は何度も勇気をもらってきました。
雑草の名前を調べるのはコレクションみたいで楽しい!
「雑草、雑草」ってひとくくりにされがちですが、どの草にもちゃんと名前があります。
名前を調べていくと、だんだん“草図鑑”を集めているような感覚になってきて、収集欲がくすぐられます。
収集癖がある人、コレクションが好きな人には、雑草観察はぴったりの趣味かもしれません。
ラスボス級の外来種!? 見つけたときのテンションがすごい
雑草の中には、特定外来生物やまだ日本では珍しい帰化植物もあります。
そういう“強キャラ草”を見つけたときって、ちょっとRPGのラスボスを発見したような感覚になります。
私が特に嬉しかったのが「ハイクサネム」という雑草。
基本的には沖縄などにしか生えないはずなのに、地元で大量に生えているのを発見!
ネットで調べたら他にも見つけている人の記録があり、「これは昔からひっそり生えていたんだ!」と小さな発見のような喜びがありました。
行き先は雑草任せ!“雑草散歩”という名の旅
雑草観察をもっと楽しむために、私は**“雑草散歩”**と呼んでいる遊びをよくやっています。
やり方は簡単。
気が向いたら電車に乗って、行き先は決めずに出発。
マップを見ながら「この辺、緑が多そうだな〜」という駅で降りて、その周辺をふらふら歩きながら雑草を探す旅です。
新しい土地で出会う草たちは、まさに未知との遭遇。
知られざる“雑草スポット”を発見できたときのワクワク感は、もう最高です!
まとめ:雑草観察は、日常をちょっとだけ楽しくしてくれる
雑草を観察していると、珍しい植物との出会いや思わぬハプニング、そして自分だけの発見があります。
どこにでもある“ただの草”と思われがちですが、知れば知るほど個性豊かで、奥深い世界なんです。
雑草観察は特別な道具もお金もいらない、身近で始められる趣味。
外に出て、ただちょっと足元を見てみるだけで、新しい発見があるかもしれません。
ぜひ、みなさんも“雑草散歩”始めてみてくださいね!
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