こんにちは。大阪から福井に移住して、現在は農業を学んでいる大学生です。
なんで福井に来たのかって?
正直、自分でもよくわかってへんのですけど、なんや気がつけば雑草に導かれて、福井の畑に立ってました。
今では「この草、食べられるんちゃうか…?」と、道ばたを見ながら考えてる日々。
人生ってほんま、おもろいですよね。
雑草と“食”との出会い
私の草との付き合いは、高校の生物部から始まりました。
外来種や野生生物を扱う活動も多くて、ミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニなんかを実際に調理して食べてみた経験もあります。
「今日の昼はコレやで!」ってノリで、ちょっと変わった放課後のランチタイムを過ごしていました。
植物もいろいろ育てていて、トマトや葉物野菜の栽培のかたわらで、ヤマノイモ(自然薯)も育てたことがあります。
育てたって言っても本格的にってわけじゃなくて、野菜づくりの延長で、ムカゴから気まぐれに育ててみた…みたいな感じです。
そんな生活の中で、「足元にある草、食べてみたら美味しいかもしれんで?」って視点が自然に生まれてきたのかもしれません。
【実食レポ】美味しかった雑草ベスト3
第1位:ヤブカンゾウ
これはほんまに美味しかった。
ユリ科ワスレグサ属の多年草で、オレンジ色の花が1日だけ咲く、儚いけどめっちゃ綺麗な雑草です。
でもね、主役は花よりも葉っぱとつぼみ!
葉っぱはクセが少なくて、そのまま炒めてもおひたしにしても最高。
つぼみはシャキッとしていて、食感も風味も◎。
「これ、スーパーで売ってたら普通に買うやつやん」って本気で思いました。
第2位:コハコベ
春の七草のひとつ、柔らかくてやさしい味の雑草です。
堤防沿いで見つけて収穫したやつを、お浸しにして食べたらもう感動レベル。
「うちの味噌汁に入ってても気づかへんかも」ってくらい自然な味でした。
栄養もあって、しかもどこにでも生えてる。これ、ほんまに最強やと思う。
第3位:ドクダミ
あの独特なにおいで嫌われがちなドクダミですが、実はお茶にするとかなり風味豊か。
高校時代に試しにドクダミ茶を自作して飲んでみたんです。
1回目は「お、爽やかでうまいやん」ってなったけど、
2回目は青臭くて苦くて、「これは雑草や、口の中で草むしりしてる」って思いました。
ドクダミは作り方次第で天国と地獄が分かれます。
番外編:これは草じゃなくて、山の宝物
そしてこれは番外編になるんですが、
学校でとれた自然薯(ヤマノイモ)がもう、感動もんの味でした。
すりおろしてご飯にかけて食べたら、
「トロロで飛べるって、こういうことやな…」って思いました。
ムカゴも香ばしく焼いて食べたら、もう酒のアテにもいける。(多分笑)
これから食べてみたい雑草たち
雑草グルメの世界はまだまだ奥が深い。
今、気になってるのはこの2つ:
● カラスノエンドウ
豆で笛を作って遊んだことある人、多いんちゃいますか?
あの豆や若芽が食べられるらしいんですよ。炒め物とかにしても美味しそう。
● タンポポ(西洋タンポポ)
実は明治時代に野菜として輸入された歴史を持つ草で、
ヨーロッパでは昔からハーブサラダとして定番らしいです。
ルッコラっぽい風味なら、絶対うまいはず。
雑草を、もっと味わおう
これまで私は、雑草を「観察するもの」「区別するもの」として見てきました。
でも食べてみることで気づいたんです。
雑草って、“味わえる存在”なんやなって。
目の前の風景が、ちょっとだけ美味しくなる。
なんかそれって、すごく豊かなことやなと思います。
まとめ:あなたも一口、どうですか?
というわけで、草に導かれてたどり着いた福井で、
私は今日も道ばたの草と向き合っています。
もちろん、なんでもかんでも食べたらあかん。毒草もあるし、衛生面もある。
でも、調べて・見分けて・試してみると、世界がちょっと変わって見える瞬間があるんです。
まずは「ヤブカンゾウ」から。これはほんまにおすすめ。
スーパーにあったら、絶対雑草とは思えない味ですよ。
あなたも、雑草を一口食べてみてください。
きっと、世界の味が一つ増えると思います。
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