【雑草エッセイ】雑草魂とは「立ち上がること」じゃない?ジャグリングサークルと春の河川敷で思ったこと

日常
ヒメオドリコソウ

こんにちは。
福井の大学で農業を学びつつ、ジャグリングサークルの代表もしている学生です。

春が来ましたね。
桜も咲きはじめて、いよいよ新入生が大学にやってくる季節です。私たちジャグリングサークルでも、今日は新歓(新入生歓迎)の全体説明会があります。
新しい出会いにワクワクしながら、昨日は練習の合間にポスターや看板を作ったり、プレゼンのスライドや原稿を作ったりと、準備にいそしんでいました。

この季節って、何かこう…走り出したくなるような気持ちになりませんか?
一昨日の夕方、ふと時間ができたので、自転車に乗って河川敷まで走り出しました。車に乗る生活が多くて、ちょっと脚が鈍ってきたな~と思いながらも、心地よい風と春の匂いに包まれてリフレッシュ。

そして、河川敷には雑草たちが元気に生い茂っていました。

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ヨモギとヒメオドリコソウ、春の雑草が教えてくれたこと

この季節、とにかく多いのがヨモギ。
あのモフモフした葉っぱは見ていて癒されますし、ヨモギ餅にできたら美味しいだろうな~なんて思いながら眺めていました。

それから、特に目立っていたのが「ヒメオドリコソウ」。
ピンク色の花を咲かせる可愛らしい見た目で、河川敷のあちこちをほんのり染めていました。

ヒメオドリコソウはシソ科の植物で、茎を切ると断面が四角いんです。
この「シソ科=茎の断面が四角」という豆知識、実はけっこう植物観察に役立ちますよ!

ヒメオドリコソウについては、また別の記事で詳しく紹介したいなと思ってます。

踏まれても、立ち上がらなくていい?雑草から学ぶ「生き方」

さて、「雑草魂」って言葉、よく聞きますよね。

踏まれても立ち上がる、しぶとく生きる――
そんなイメージがあると思います。

でも、最近読んだ本に、こんなことが書いてありました。
静岡大学の稲垣先生の著書によると、

「雑草は、踏まれたら無理に立ち上がろうとはしない」
「踏まれた状態のまま、そこで花を咲かせる」

……これ、すごく深くないですか?

雑草は、自分の置かれた環境の中で、無理に抗うのではなく、その中で生きる力を見つけて花を咲かせる。
「立ち上がらなくていい」っていう考え方は、現代を生きる私たちにもすごく大事なメッセージだと感じました。

サークルも、自分の「場所」で花を咲かせたい

私たちのジャグリングサークルも、創立してまだ間もない小さな団体です。
大きな団体や伝統があるわけじゃないし、道具も場所も限られています。だけど、その中で楽しさを見つけて、自分たちなりの「花」を咲かせようと頑張っています。

新入生のみなさんも、これからいろんな環境に身を置くことになると思います。
でも、「どこかで頑張らなきゃ」「何者かにならなきゃ」って焦る必要はないです。

いま自分のいる場所で、無理せずに、でもしっかりと根を張って。
自分らしく花を咲かせる――そんな生き方も、雑草は教えてくれているような気がします。


ということで、今日は新歓、がんばってきます!

みなさんも春の雑草を見つけたら、ちょっと足を止めて観察してみてください。
植物から、人生のヒントがもらえるかもしれません。


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