【書籍レビュー】『食べる野草図鑑』とは?その魅力・レシピ・活用法を徹底解説!

雑草

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野草を「食べる」ための図鑑、見つけました

道ばたや河川敷、公園に何気なく生えている雑草――その多くが、実は「食べられる」って知っていましたか?

今回ご紹介するのは、そんな日常の中にある「食べられる野草」の魅力を、美しい写真とともに丁寧に紹介してくれる一冊。
岡田恭子さんの『食べる野草図鑑』(日東書院)です。

ただの図鑑でも、ただのレシピ本でもありません。
“雑草を料理する”という視点で、季節ごとに楽しめる野草の取り入れ方を教えてくれる実用書であり、読み物でもあるこの本は、まさに唯一無二の存在です。


『食べる野草図鑑』の基本情報

  • 書名:食べる野草図鑑 季節の摘み草レシピ105
  • 著者:岡田 恭子
  • 出版社:日東書院
  • 発売日:2013年
  • ページ数:127ページ
  • 特徴:写真が豊富、季節ごとの分類、雑草を使った料理・飲み物・お菓子のレシピが充実

特徴①:その辺の雑草が一流レシピに化ける

この本のすごいところは、まさに「雑草=食材」として見事に昇華している点です。

たとえば、

  • ハコベのコロッケ
  • ツユクサのキッシュ
  • スイバのジャム

など、普段なら見向きもされないような植物たちが、プロの手によって「おいしい料理」に大変身しています。

しかも、どれもほんっとうに美味しそう。
ページをめくるたびに、「これ、本当に雑草なの!?」と驚かされるような写真とレシピが並んでいて、読んでいるだけでも楽しいです。


特徴②:季節ごとの野草レシピがわかりやすく分類されている

春・夏・秋・冬ごとに、よく見かける野草が整理されていて、どの時期に何を採取できるかが一目でわかります。

だからこそ、「今、何が食べられる?」という疑問にすぐ答えてくれる。
まさに“旬の雑草ガイド”として使える本でもあります。

実際、近所の河川敷で見かけた草を調べてみて、「あ、これカラスノエンドウやん!」と本を開いてみると、すぐにレシピに辿りつける。
「食べるための図鑑」として非常に実用的です。


特徴③:下処理の仕方・豆知識までしっかりカバー

レシピだけでなく、

  • 毒抜きの方法
  • アクの取り方
  • 食べられない似た植物との違い
  • 古来からの使われ方や薬効の話

など、知っておくと安心&面白い知識もたっぷり。

「食べる勇気が出ない」という人でも、読めば納得できるような丁寧な解説がされていて、初心者でも安心して野草デビューできます。


特徴④:ビジュアルがおしゃれで、料理本としても一流

写真が本当に綺麗で、構成もセンス抜群。
まるでカフェのレシピ本のようにオシャレで、雑草のイメージがガラリと変わります。

図鑑なのに、料理本としてキッチンに置いておきたくなるデザイン。
ページを開くだけで季節の風を感じる、そんな一冊です。


どんな人におすすめ?

  • 野草を採って食べてみたい人
  • サバイバル能力を高めたい人
  • 雑草料理イベントを企画したい人
  • 自然と暮らしをもっと近づけたい人
  • 節約生活中の大学生や一人暮らしの方
  • 防災・食料危機対策に興味がある方

実際、「食料がなくなってもこの本があれば公園で生きていける」と言っても過言ではないくらい、実用的な内容です。


体験レポート:『雑草料理会』でこの本が大活躍!

実は、先日私が所属している大学のサークルで、「雑草を実際に採って料理して食べてみよう!」というイベント――その名も**「雑草料理会」**を開催しました。

その準備段階で大いに参考になったのが、まさにこの『食べる野草図鑑』です。

この本を片手に河川敷や学校周辺を歩き回り、

  • カラスノエンドウ
  • アサツキ
  • ヨモギ
    などを採取。

そしてみんなで調理したのが、

  • カラスノエンドウの豆ごはん
  • アサツキ入りの餃子

など、驚くほど本格的で美味しい料理たち。
「これほんまに雑草!?」という声が何度も上がるほど、味も見た目もばっちり決まりました。

雑草を食べる会を開催!アサツキ餃子とカラスノエンドウ豆ご飯を作ってみた話

本書では、下処理の方法や調理のコツがしっかり載っているので、初めてでも不安なく料理できましたし、豆知識コーナーも読むだけで面白くて、調理中の話のネタにもなりました。

イベント終了後には、「またやりたい!」「この本ほしい!」という声が続出。
野草を「知る」から「楽しむ」に変えてくれた、まさにこの本のおかげです。


管理人のひとこと:草を食べるって、生きる力だと思う。

私自身、大学で農業を学びながら、雑草について調べたりしているうちに、「この草、食えるんじゃ?」とふと思ったことがあります。

そこから野草に興味を持ち始めたのですが、この本に出会って「草を食べる」って、知恵であり、生きる力なんだなと実感しました。

貧乏大学生にとっても、サバイバル志向の人にとっても、最高の一冊。
「食べられる草」を知っているか知らないか、それだけで人生の幅が変わるかもしれません。


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こちらから購入できます。本記事で紹介した「雑草料理会」でも実際にこの本を参考にしており、レシピの再現性の高さや、初心者にもわかりやすい丁寧な解説が大好評でした。
料理好きな方はもちろん、自然と触れ合う暮らしを始めたい方にもぴったりの一冊です。


まとめ:この一冊があれば、雑草が「宝」に変わる

『食べる野草図鑑』は、単なる料理本や図鑑にとどまらず、
「自然と生きる知恵」を教えてくれる一冊です。

雑草という言葉にはどこかネガティブな響きがありますが、
この本を読むと、それがいかに豊かでありがたい存在か、気づかされます。

目で楽しみ、舌で味わい、知識でつながる――
そんな一冊を、ぜひ手に取ってみてください。

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