こんにちは!大阪から福井に移住し、現在は農業について学んでいる大学生です。
今回は、私が**高校時代の生物部で「水はけの悪い畑を、思い切って田んぼにしてしまった」**という、ちょっと変わった体験談をお届けします!
学校の畑が使われていなかったり、水はけに困っている人がいたら、もしかすると“田んぼ化”という選択肢もあるかもしれませんよ…?
高校生物部の“植物担当”に任命された私
私が所属していた高校の生物部は、文化部ながらも超アクティブ!
平日は夕方まで活動があり、週末には川や野山でフィールドワークもしていました。
そんな部に入部した私は、植物が大好きだったので、「植物担当」に就任。
一年生でまさかのリーダー任命でした(笑)
学校にある畑は、長らく放置されていたのですが、先生の理解もあり、部活で本格的に植物の栽培をスタートすることに!
畑の一角が“池になる”ほどの水はけの悪さ…
野菜や水耕栽培にもチャレンジしていたある日、ふと気づきます。
「この畑の一角…雨が降ると毎回、ミニ池になってるぞ?」
しかもそこはブロックで囲われた四角いゾーン。これはもしや…と思い、
「これ、田んぼにできるんじゃない?」
という発想が生まれ、まさかの“水田プロジェクト”が始まりました。
畑から田んぼへ!掘って作った“水田ゾーン”
まずはスコップ片手に、ひたすら掘る。
60〜70cmほど掘り下げて、泥の層を整えます。
同級生や後輩たちにも手伝ってもらい、数日かけて「水がたまる地形」を完成させました。
ブルーシートを使う案も出ましたが、結局は「地の力」を信じて、泥のコーティングで仕上げることに。
もともと水はけが悪かったおかげで、水が抜けにくく、いい感じの水田になっていきました。
苗作り・田植え・そしてメダカの導入
次に育苗です。
後輩の知人から稲の育苗箱と種もみをもらい、しっかり育てました。
無事に苗が育ち、みんなで田植え!生物部っぽさ全開の活動です。
さらに、田んぼにメダカを投入。
蚊の発生を防ぐ目的でしたが、水辺に生き物がいるだけで自然感もアップして気持ちよかったです。
そして迎えた収穫…カメムシとの戦い
順調に育った稲でしたが、課題もありました。
- 日当たりが悪く、生育がやや不安定
- カメムシ(ヒゲナガカメムシ)の大襲来で斑点米が大量発生
それでも、部員みんなで手作業の**稲刈り・はざ掛け・脱穀(割り箸&すり鉢&軟式ボール!)**を経て、最終的にはコイン精米機でお米に!
おにぎりを握って、部員全員で味わったときの感動は忘れられません。
学校の“使われていない畑”にも、可能性がある!
この経験を通して感じたのは、**「活用されていない場所でも、工夫次第で面白くできる」**ということ。
もし学校の畑や園芸スペースで「水はけが悪くて使いにくい…」という悩みがあるなら、田んぼ化という選択肢もアリかもしれません。
教育関係者の方へ|学校で“田んぼ体験”のすすめ
この記事を読んでくださっている先生方や教育関係の方々へ。
もし、学校で農業体験や生物系の活動を導入したいと考えている場合、「田んぼを作って稲を育てる」という体験はとても印象的で、生徒の記憶にも深く残ります。
- 理科(生物)との連携
- 総合学習
- 食育・地域学習 などにも応用できます。
ご興味があれば、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ|“水はけの悪さ”を逆手に取った、思い出の田んぼづくり
水がたまって困っていた畑の一角を、逆に**“強み”として活かした田んぼづくり**。
泥だらけになりながらも、仲間と一緒に作った“ミニ水田”は、私の高校時代の宝物です。
もし「農業って楽しそうだな」「自分もやってみたいな」と思ってくれた人がいたら、それだけで嬉しいです!
ご質問や、田んぼづくりに関するお問い合わせがあれば、お気軽にコメントください!
もっと詳しい作り方や、教材案の相談にも乗りますよ!
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