【初心者向け】農業に資格は必要?おすすめの資格8選を農学部の学生が解説!

農業

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はじめに:農業って資格が必要なの?

こんにちは。私は大阪から福井に移住し、現在は農業について学んでいる大学生です。
将来は農業に関わる仕事に就きたいと考えている中で、「農業に資格って必要なの?」という疑問が出てきました。

実際に調べてみると、農業を始めるのに必ず必要な資格はないけれど、持っておくとすごく役立つ資格がいくつもあるということがわかりました。

この記事では、農業を学ぶ立場から、就農や就職に役立つ農業関連の資格を8つに絞って紹介します。
私自身の体験や調査も交えながら解説するので、「これから農業を始めたい」「農業系の仕事に興味がある」という方はぜひ参考にしてください。


農業に資格は“必須”なの?

まず結論から言うと、農業を始めるのに国家資格は必要ありません。

たとえば自分の土地で野菜や果物を育てて販売するだけなら、特別な免許や資格がなくても始めることができます。
ですが、次のような場面では、資格があることで就農・就職がスムーズになったり、現場での信頼度が高まったりします。

  • 農薬を使って栽培するとき
  • トラクターやコンバインを公道で運転するとき
  • 重機で農地を造成したり、用水路を整備したりするとき
  • 農産加工や飲食関連の事業をする場合
  • 農業法人へ就職するときの「武器」として

つまり、「資格は必須ではないけれど、持っているとかなり強い」のが農業です。


農業で役立つ!おすすめの資格8選

ここからは、私自身が「これは現場で役立ちそう」「就職にも強そう」と思った資格を8つ紹介します。


1. 毒物劇物取扱責任者

  • 対象:農薬や除草剤などの管理をする人
  • 特徴:毒性のある農薬を一定量以上使う場合に必要
  • 取得方法:都道府県ごとの試験(理系学科卒だと受験資格あり)

→ ハウス栽培や大規模農場では農薬を扱う場面が多く、責任者資格の有無が重要になります。


2. 大型特殊免許(農耕用)

  • 対象:トラクター・コンバインなどを公道で運転する人
  • 特徴:農業機械で公道を走るために必須
  • 取得方法:自動車学校で最短2日で取得可能

→ 畑から畑への移動、運搬作業のある農業では、早めに取っておくと安心です。


3. フォークリフト運転技能講習

  • 対象:農産物の運搬や出荷作業に関わる人
  • 特徴:重い荷物を効率よく動かせる現場スキル
  • 取得方法:指定教習所で3〜4日の講習+実技

→ 農業法人への就職や倉庫管理・出荷作業の現場で非常に重宝されます。


4. 農業機械士

  • 対象:農業機械の操作・整備を行う人
  • 特徴:民間資格ながら全国的な認知度あり
  • 取得方法:農業大学校などでの研修を受講

→ 農機を自分で直せるようになると、メンテナンス費用の削減にもつながります。


5. 食品衛生責任者

  • 対象:農産物の加工・販売に関わる人(6次産業化)
  • 特徴:加工品販売にはほぼ必須
  • 取得方法:1日の講習で取得可能(各都道府県)

→ 例:いちごのジャム、トマトソース、ドライフルーツなど。加工品を販売するなら絶対に押さえておきたい資格です。


6. グリーンアドバイザー

  • 対象:園芸・花卉農業・植物の育成に興味がある人
  • 特徴:植物の知識や育て方を体系的に学べる民間資格
  • 取得方法:日本家庭園芸普及協会の認定講座

→ 就農だけでなく、園芸ショップ勤務やガーデニング講師などにも活かせます。


7. 農業技術検定

  • 対象:農業の基礎知識を証明したい人
  • 特徴:1〜3級まであり、農業高校・大学生にも人気
  • 取得方法:年に複数回実施(筆記)

→ 私自身もこの検定の受験を考えています。「知識がある」ことを履歴書でも伝えやすくなります。


8. 車両系建設機械運転技能講習(ユンボ・バックホーなど)

  • 対象:農地の整地、用水路の掘削、ハウス建設などに関わる人
  • 特徴:重機を使って作業する際に必要な国家資格
  • 取得方法:労働局指定教習所にて3〜6日間の講習+実技

→ 農業においても「土木」が絡む場面は多いです。ユンボ(油圧ショベル)が使えれば、畑の造成や排水整備なども自力でできます。
農業法人や地域の建設を支える仕事にもつながり、汎用性が非常に高い資格です。


就農や就職に資格はどれくらい有利?

資格があるだけで就農・就職が決まるわけではありませんが、以下のような面で確実に役立ちます:

  • 面接で「やる気」や「将来像」が伝わる
  • 即戦力として評価されやすい(特に農機・加工・重機系)
  • 独立後の信頼性アップ(加工販売や農薬管理など)

私が出会った農業法人の方も、「資格を持っている学生は“本気度”が伝わる」と話してくれました。農業は体力だけでなく、知識と技術の組み合わせが大事です。


よくある質問(FAQ)

Q. 農業に国家資格は必要ですか?

→ 基本的には不要ですが、農薬や機械、重機を扱う場合には国家資格・免許が必要になることがあります。

Q. 農業高校や農学部じゃなくても資格は取れますか?

→ 取れます!多くの資格は年齢・学歴不問で、一般の人でも取得できます。

Q. まず何から取るべき?

→ もし機械を使う予定があるなら「大型特殊免許」や「車両系建設機械」からスタートがおすすめです。就農を考えているなら「農業技術検定」で基礎を固めるのも◎。


まとめ:資格は“農業の選択肢”を広げてくれる

農業を始めるのに資格は必須ではありません。でも、資格があれば「できること」が増え、就職にも独立にもプラスになります。

私自身も今、農業大学で学びながら「どの資格を取っておけば将来に活かせるかな」と考えています。
だからこそ、この記事を読んでくれた皆さんにも、「自分の目指す農業スタイル」に合った資格を見つけて、少しずつ準備していってほしいと思っています。

※この記事で紹介した資格の取得費用や内容は、地域や施設によって異なる場合があります。詳しくはお住まいの自治体、農業普及センター、教習機関に直接確認することをおすすめします。


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